Heart ブログHeart blog
2012.10.26
10月の菜園
金木犀の香りが漂う美しい季節となりました。
アロマ&ナチュラルセラピーハートのブログページにご訪問いただき、
ありがとうございます。
9月に始めた小さな畑での野菜とハーブの栽培も、
10月初旬にハーブの種まきを終えて一段落です。
こんなに小さかったブロッコリー(上)も1か月でずいぶん大きくなりました。
大根は何度か間引きをして、抜き菜をたくさん楽しみました。
葉っぱの味も大根らしくなり、根っこも大根の形になってきました。
人参は芽が出るまでにすご~く時間がかかりましたが、
ようやく芽も出て少しずつ育っています。
どんどん草も生えてくるので、大丈夫かしらと心配になることもありますが、
ゆっくりと成長を見守っていこうと思います。
(忍耐力も必要ですね。)
リーフレタスは青虫に食べられる被害もありましたが、
虫に食べられる前に外側の葉から少しずつ収穫しています。
初めての小さな畑、改めて植物の強さを感じます。
自分で育てた野菜は、多少虫に食われていても形が悪くても、
気にならないし気にしない。
【オーガニック】の意味も、改めて考える日々です。
一粒の種から育ててみると、日々口にする野菜のありがたさも実感します。
畑を始めてから、雨が降ると恵みの雨と感じるようにもなりました。
ハーブの苗は、南アフリカや南米原産のハーブ(ゼラニウムやレモンバーベナ)
やマージョラムは、ひとまず鉢で育てることにして、
畑ではセージ やタイム、ワイルドストロベリーのほか、
一年草のディルやボリジ、ジャーマンカモミールの種をまきました。
ディルは初めて育てるハーブです。ピクルスの香りづけや、
サーモンや大根とのマリネに使うととてもおいしいです。
今までは購入していましたが、来年無事収穫できることを祈るばかりです。
最後に、畑の一角に植えたチェストベリーの小さな苗に、実が付きました!
まだ20cm位の苗木なのに、生命力に驚きです。
りっぱな木に育ってほしいものです
2012.10.23
手作り石けん
アロマ&ナチュラルセラピーハートの牧野です。
ブログページにご訪問いただき、ありがとうございます。
スクール修了生のMさんのサロンにて、アロマやハーブ仲間との
石けん作りを楽しみました。
当日はエプロン・マスク・ゴーグル持参で、高台にある自然に囲まれた
素敵なサロン(レモンタイムズさん)にお伺いしました。
(わんこも可愛くて癒されました!)
工程は省きますが、お料理作りのようで楽しかったです!
途中、近くのオーガニックランチのお店で昼食の間に、
やや石けんが固まりすぎてしまうアクシデントはありましたが、
それ以外は作業も順調に進みました。
できあがった石けんがこちらです。
切り分けて1か月間熟成させます。
どくだみエキス入りで、精油はゼラニウムとパルマローザを使いました。
マーブル模様を目指しましたが、固まりすぎてうまく混ざらず・・・
表面だけほんのりピンクに色付いた手作り石けんが完成しました。
2012.10.13
芳香蒸留水&チンキ剤のセミナー
こんにちは。アロマ&ナチュラルセラピーハートの牧野です。
ブログページにご訪問いただき、ありがとうございます。
先日、大阪でセミナーに参加してきました。
レバノン出身で、イギリスで芳香蒸留水やチンキ剤を製造されているJoe先生の講義
をハーバリストのリエコ・大島・バークレー先生の通訳でお聞きしました。
全体の講義を通じて、芳香植物のもつ素晴らしさを改めて感じるとともに、
ハーバリストとして長年活躍されていらっしゃるJoe先生の植物に対する愛情を
感じました。
芳香蒸留水(ハイドロゾル・フローラルウォーター)は、一般的に、精油を蒸留する際
に同時に得られる芳香物質を含んだお水のことで、主にスキンケア(化粧水など)や
アロマの基剤として、また精油に比べて作用が穏やかなので赤ちゃんにも使います。
Joe先生は、精油ではなく芳香蒸留水を蒸留するために蒸留をされているそうです。
そのため、芳香蒸留水をアロマティックウォーター(AW)と呼ばれています。
講義では、ローズやオレンジフラワー(ネロリ)をはじめ、ペパーミントや
グリークセージのアロマティックウォターや、ローズのシロップ剤、
アンジェリカやローズ、ラベンダーなどのチンキ剤を実際に試しました。
AWを会場にスプレーすると、精油とはまた違った奥行きのある、植物そのもの
に近い香りで会場が満たされて、皆が自然に笑顔になりました。
オリジナルの製法で手作りに近い形で製品づくりをされているJoe先生ですが、
様々なハーブレメディの作り方を教えていただきました。
中でもローズのパーフェクトチンキの作り方は、植物のBODY&SOULの
すべてが含まれているような驚きの方法でした!
家庭でできる簡単なハーブレメディの作り方もたくさん紹介していただきました。
印象深い言葉としては
【自分で作るレメディが最高のレメディになる】
故郷レバノンでは、オレンジ、ラベンダー、セージ、オリーブ、アネモネなどが咲く丘
で育ち、村の多くの家庭には蒸留器があり、春には芳香植物から1年分の
芳香蒸留水を蒸留し、暮らしの中で役立てていたそうです。
人々がその土地の植物とともに生きてきた歴史を感じます。
原料植物を種から育てるのは難しいかもしれませんが、私たちにもできることが
たくさんありそうです。(自分にあった香りを選んで作る手作りアロマ化粧品や
体調に合わせてブレンドしたハーブティー、日本のおばあちゃんの知恵袋
として伝わる家庭薬など)
また、化学成分の話に加えて植物のもつスピリットやエネルギーに触れられており、
バッチフラワーレメディにも通じるな~と、とても印象的でした。
そして、やはりローズは特別な花だと実感しました!
Hot&Dryのコンディションに適していて、女性の様々な不調に対応するローズ、
【ハートを癒す】レメディとしても、とても素晴らしいものだと再確認しました♡
まずは、ローズのシロップ(コーディアル)を作ってみたいな~と思いました。
2012.10.05
リンデン(西洋ボダイジュ)
ブログページにご訪問いただき、ありがとうございます。
10月に入り、少しずつ秋風を感じるようになりました。
少し冷え始めるこの時期は、不安感やイライラを感じやすい季節でもあります。
この時期おすすめのハーブの1つにリンデンのハーブティーがあります。
リンデンは和名が西洋ボダイジュ、学名はTilia europaea(交配種)、
Tilia atyphyllos(夏ボダイジュ)、Tilia cordata(冬ボダイジュ)などで、
ハーブティーには花と苞葉(ほうよう)、または木部を使うこともあります。
(リンデンの葉はハート形ですが、「苞(ほう)」と呼ばれる花に一番近いところに
ある葉は細長い形をしています。
苞は実を包み込んで、プロペラのように風に飛ばされていくそうです。)
お花と苞葉のティーは
☆豊かな甘い香り(ファルネソールなどの精油成分)で安眠やとして リラックスのお茶
☆身体を温め発汗を促すことから風邪の初期のお茶として
☆お肌をしっとりと潤わせるために植物美容の分野などで使います。
香りが豊かでほのかに甘みもあるティーです。味も優しく子供でも飲みやすい
お茶ですが、単品だとやや薄味に感じる方はブレンドもおすすめです。
リラックスティーとしてはオレンジフラワーやレモンバーベナ、ジャーマンカモミール
とのブレンドや、風邪の引き初めにエルダーフラワーやペパーミントとのブレンドも
おすすめです。
樹木としてのリンデンは、ヨーロッパでは「守り木」としての歴史があり、
「千の用途をもつ木」「聖なる木」「審判の木」 とも言われていたそうです。
人々が集う教会や広場に植えられて、リンデンの木の下で語り合い、愛を育み、
時には木の下で裁判などが行われていたそうです。
リンデンの木の下でどれだけ多くの人生が巡って行ったかを考えると
樹木の神秘を感じます。
今でもヨーロッパの並木道ではポピュラーな樹木です。
以前旅した南フランスでは、リンデンのハーブをぎゅうぎゅうに詰め込んだ麻袋を
たくさん積んだトラックを見かけました。
パリのハーブ薬局でも無造作にカゴに盛って売られているのが印象的でした。
苞(ほう)という優しい響きの葉に守られたクリーム色のお花のハーブティーは、
生活の中でも心休まる瞑想の時間と、魂の安らぎさえ与えてくれる貴重なハーブです。
秋の夜長に是非お試しくださいね

